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3.6 画面タイプの自動判別

上述の実験では画面タイプの分類を手作業で行ったが、 実際のシステムでこれらの情報を用いるためには 画面タイプを判断する機構が必要となる。

ウェブ検索システム TITAN[5]では、 HTMLページに含まれるハイパーリンクの数などから 案内型尺度および情報型尺度という値を ヒューリスティックに求め、検索結果に付与している。 本研究で用いている画面タイプもこれらの尺度と 同様の役割を果たしていると考え、 HTMLタグから得られる4つのパラメータ (画面に含まれるリンク数, 画面に含まれるフォーム数, 画面内の段落数, 画面内の段落あたりの文字数) による 線形識別関数 を用いて画面タイプを判別することを試みた。

タスク1および2における5対話の模擬実験で採取した ウェブ画面のうち27画面によって学習を行い、 28画面の判別を試みた結果、 表5のような結果を得た。

  
Table 5: 線形識別関数による画面タイプの判別結果



Nishimoto Takuya
1998年03月01日 18時24分10秒