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2.2 ユーザ発話の分類

自発発話による対話的な情報検索においては、 ユーザの発話内容は、 すべてがブラウザ操作に対応しているわけではない。 画面上の情報の中で興味を引いた項目を読み上げたり、 その情報から受けた印象を語ったりする発話も多く用いられる。

本研究では、ユーザの発話のうち、 マウスやキーボードによるGUI操作に相当する発話を 「操作発話」と呼び、 それ以外の発話を「印象発話」と呼ぶ。 ユーザの操作発話と 画面内のキーワードとの対応づけを行うことにより、 音声ショートカット機能の有効性を検討する。

また、印象発話に関しても検討を行う。 これらを音声認識の対象とすることで 非コマンド発話のリジェクションが容易になると 考えられる。また、 ネットサーフィンにおいて印象発話が 果たす役割について考察を行う。



Nishimoto Takuya
1998年03月01日 18時24分10秒